いつかな~?まだかな~?とワクワクして待ちに待った金魚の赤ちゃん。
でも・・・初めての稚魚の飼育って、わからないことがたくさん!!
ちょっと間違えただけで、死なせてしまわないか・・・ドキドキしますよね!!
- 孵化したばかりの稚魚が水槽に張り付いて動かないけど大丈夫?
- エサはいつから必要?
- 水換えはどうすればいい?
- 生後1カ月までで気を付けることはある?
ということで!
今回は、【初心者にもできる】生まれたばかりの金魚の稚魚の基本の育て方。生後1か月までに気を付けたい3つのことを詳しく見ていきたいと思います。
【初心者にもできる】生まれたばかりの金魚の稚魚の基本の育て方。
わたしはこの方法で、初心者でも14個の卵を孵化させて、13匹を成魚まで育てることができました!
- 孵化後3日ほど水流弱めのエアレーションで様子見。
- エサは孵化して4日目から
- 水換えは孵化後10日目から
生後1カ月で、メダカくらいの大きさになります!
当時疑問に思っていたことを振り返りながら、1つずつお伝えしていきますね!
- 孵化したばかりの稚魚が水槽に張り付いて動かないけど大丈夫?
- エサはいつから必要?
- 水換えはどうすればいいのか?
- 生後1カ月までで気を付けることはある?
孵化したばかりの稚魚が水槽に張り付いて動かないけど大丈夫?
安心してください!孵化したばかりの稚魚は2~3日ほどじっとしているのが普通です。
これは弱っていたり死んでいるのではなく、環境に適応しようとしているため。
稚魚がじっとしている間、お腹にある『さいのう(ヨークサック)』という袋から栄養分をとりだして補給しています。
じっとしているときにエサを与えても食べないので、稚魚が動き出すまではエサを与えずに様子を見守りましょう。
稚魚のエサはいつから必要?おすすめのエサと与え方
じっとしている稚魚はエサを食べません。
孵化してから2~3日経過し、稚魚がエサを探して動き出したら餌を与えるようにしましょう。
おすすめのエサと与え方についても見ていきます。
ブラインシュリンプ
ブラインシュリンプは、エビの仲間で稚魚の餌として有名です。
ホームセンター・ペットショップなどで販売している、ブラインシュリンプの卵を孵化させてあげるタイプのものと冷凍タイプがあります。
生きているブラインシュリンプは栄養価も高く稚魚の食いつきも良いです。
が!!
孵化の手間がかかると面倒だ!という人のために、魚の成育に不可欠なビタミン複合体やDHAをブラインシュリンプにいれて、冷凍した以下のような商品も売っています。
稚魚用のエサ
親魚と同じような粉末状のエサです。
栄養を考えて作られていて、ブラインシュリンプのように管理の手間がかかりません。
ただし味の面でブラインシュリンプに劣るため食いつきが少し悪いこともあります。
孵化後4日目~2週間目くらいまでのエサのあげ方
一度に与える量は、少なめで1分も待たずに食べきれる量のみ、回数は1日4回ほど与えます。
孵化したばかりの稚魚は、食べる量も少ないため一度の食事でとれる栄養が限られています。
エサが残っていたら水質悪化につながるためスポイトで取って捨てましょう。
スポイトで食べ残したエサを捨てると、水も一緒に吸い込むため減ってきます。
少なくなったと感じたら中和剤でカルキを抜いた水を少し足してあげましょう!
孵化後2週間目~1カ月目までのエサのあげ方
2週間もすると体も大きくなってきて、食べる量が徐々に増えてきたと実感するのではないでしょうか?
この頃から成魚用のフードを細かく砕いたものも与えることができます。
エサを変更するときに味が好みでなく食べないこともあるため、エサの変更をするときは注意しましょう。
回数についてはそれまでと同じく1日3~4回ほど。数分で食べきれて、のこらないような量を考えてあげましょう。
金魚の稚魚の水換えはどうすればいい?
最初の水換えは、孵化してから10日ほどで行います。
稚魚の量にもよりますが、個人的に水換えは水質の変化が怖いため一度にたくさんの量をしませんでした。
我が家の場合は水換え用のホースなどは使わず、100均の化粧水用の注射器を使ってごく微量を毎日水換えしていました。
食べ残したエサを吸い取るときに減った量を、毎日換えてあげる。くらいの感覚だと水質の急激な変化は起こらないですよね。
どうしても水換えの必要がある場合は、『サイフォン式』という水換えの方法があるらしい・・・
◆チューブやホースのサイフォン方式
僕は水を抜いたり入れたりは成魚ならお風呂ポンプで一気に行いますが
流石に稚魚でそれを行うとパニックになるので
サイフォンと言う原理を使って自然の力で行っています。
※1ヶ月前後の稚魚には背びれなどが出てきますのである程度の大きさからは
それらを傷つけないようにエアチューブではなく、
ホースなど十分に太いもので行ってください。
あまり細いと傷つけたり、途中に詰まる事もあります。
初心者が知っておきたい【金魚の稚魚を育てる】生後1カ月までで気を付ける3つのこと
金魚の稚魚は、親魚と違いかなり小さくデリケートなので注意すべき点があります。
- ろ過装置やエアレーションなどに吸い込まれないようにする
- 水流の強さは弱める
- 水質と水温の急な変化を与えない
ろ過装置やエアレーションなどに吸い込まれないようにする
ろ過装置や循環型のエアレーションを使っていると、体の小さな稚魚は吸い込まれて死んでしまいます。
ろ過装置の電源は切り、エアレーションは循環型でないものを使うのが得策です。
と、書いておいて何なのですが・・・
我が家の場合、水換えもせず水質も気になり、ストーンもなかったため(買えよ!というツッコミはなしでお願いします笑)循環式のエアーポンプを使っていました。。
吸い込まれないように、台所の排水溝用の『ストッキングネット』をエアーポンプにかぶせて対策していましたよ!
水流の強さは弱める
酸素供給のためのエアレーションの泡や水流が強すぎると、稚魚が流されてしまいます。
稚魚は体力がまだないので、強い水流に流されて疲れて死んでしまうこともあります。
エアーポンプのチューブにストーンがついているタイプの物だとチューブに制御コックを付けて、泡を弱めることができるのでおすすめです。
水質と水温の急な変化を与えない
実際に育ててみて、水質と水温の安定が一番大事だと感じました。
できるだけ(親水槽の水換えのような)大規模な水換えをせず、水質の悪化を防ぐために餌の食べ残しやフンなどはスポイトでこまめにとりましょう!
水温の変化が急すぎるとショック死してしまう事もあります。
水温も20℃~28℃の間でいいので一定にしてやりましょう。
ヒーターなどの温度調節器具を利用し、冷暖房設備や窓の近くなど温度変化が激しい場所に水槽を配置するのは避けましょう。
まとめ
どうでしたか?
今回は、【初心者にもできる】生まれたばかりの金魚の稚魚の基本の育て方。生後1か月までに気を付けたい3つのことを詳しく見てきました。
- 孵化後3日ほどは動かないのが普通。水流弱めのエアレーションで様子見。
- エサは孵化して4日目からでOK!
- エサのおすすめ1位は冷凍のブラインシュリンプ!
- 水換えは孵化後10日目から考えよう
生後1カ月までに気を付けたい3つのこと
- ろ過装置やエアレーションなどに吸い込まれないようにする
- 水流の強さは弱める
- 水質と水温の急な変化を与えない
稚魚には水質と水温の変化が超大敵!!!
稚魚の飼育は難しいですがぜひチャレンジしてみましょう。
稚魚が大きくなり無事に成長した時の喜びは素晴らしいものとなるはずです。
金魚用品じゃないけど・・・注射器とストッキングネットは本気でおすすめしたいです(笑)