- 金魚の子供がだいぶ大きくなったけど・・・親の色と同じになるのはいつごろだろう?
- どんな風に変化していくんだろう?
- できれば早くきれいに色を変えたいけどどうすればいいの?
毎日どんどん大きくなる金魚の稚魚の様子を見ながら、色はどうなっていくんだろう??と、ふと疑問に思いますよね!
ということでこの記事では・・・
金魚の稚魚の色はいつからどう変化する?【調べてみた】きれいな色に育つための3つの方法をお伝えしていきますね!
【写真あり】金魚の赤ちゃんが親と同じ色になるのはいつ?どういう風に変わっていくの?
親の色と同じような色になるには、一般的には早くても孵化から10週間以上はかかるということです。
もちろん目安なので、色が変わり始めるまでに4カ月ほどかかったという場合もあります。
金魚用語で言うと・・・
針仔(はりこ)→青仔(あおこ)→黒仔(くろこ)→虎はげ(とらはげ)→当歳魚(とうさいぎょ)
と金魚の体の色と一緒に呼び名が変わっていきます。
どのように色が変わっていくのかも合わせてみていきましょう。
針仔の時期(孵化後~1カ月)
針仔とは、孵化したての針のような小さな体の稚魚のことを指します。
もちろん色は孵化してからあまり変化がありません。
青仔の時期(孵化後1カ月~)
孵化後1カ月前後のフナのような色になった状態を青仔(あおこ)と呼びます。
体長は2cmほどにまで成長しています。
黒仔の時期(孵化後2・3カ月~)
見にくくてすみません・・・
青仔になった後に、黒っぽくなるので黒仔(くろこ)と呼ばれます。
体長は3・4cmで太ってきて、色変わり前の状態ですね。
虎はげの時期(孵化後3・4カ月~)
孵化から3・4カ月ほど(飼育方法や個体による)たつと、体の上の方に黒ずみが集まって、おなかの方から色が薄くなっていく状態になります。
これを虎はげと呼びます。
当歳魚(とうさいぎょ)とは
孵化した年の金魚のこと。
金魚だけじゃなく、魚用語。金魚は孵化した翌年1月1日で年齢を数えます。
金魚の稚魚がきれいな色に育つための3つの方法
実は金魚の色の変化については大きく分けて2つの要因があると言われています。
魚の色が変化する理由を調べてみると、大きく2つあるようです。
「遺伝」と「環境」です。
「遺伝」とは、生まれつき、そうなるように決まっていること。
キンギョの場合は、子どものころに赤い色があっても、成長すると白っぽくなることが多いんですって。
この場合、白くなった体が赤色に戻ることはないんだそうです。「環境」というのは、魚の「神経」と「ホルモン」の働きによるもので、そのときに応じて色が変わります。
エサや日光などの飼育条件を変えることで、何度も色が変わることがあるんです。でも、「遺伝」に比べると、あまり極端に色が変わることはないんだそうです。
『遺伝』と『環境』と『栄養』で金魚の色は変わるんですね。
ということで試してほしいのがこの3つ。
- 色揚げ用のエサを与える
- 光に当ててあげる
- 水槽や底砂利に濃い色を使う
色揚げ用のエサを与える
金魚の体の赤や黄色のきれいな色は、カロチノイドというものが影響しています。
これは金魚が自分では作り出すことができない成分なので、人工的に与える必要があります。
そこで、金魚の色をきれいにする(色揚げする)ための栄養を含んだ『色揚げ用飼料(エサ)』が売られています。
色揚げのエサの注意点
色揚げのエサにはタンパク質も豊富に含まれているため、金魚が消化しづらいようです。
赤色の色揚げ効果もあり、消化にも良いアカムシを使うのも手と言えますね!
※人工飼料・アカムシ問わず、色揚げ効果のあるエサは栄養を多く含むため食べ残しすると水質悪化します。水換えにも注意が必要!
光に当ててあげる
金魚の体の、美しい濃い黒色は『メラニン』という成分が影響しています。
かといって、直射日光を水槽に当て続けるのは水温が高くなりすぎて危険・・・。
なので、水槽に蛍光灯をあててあげましょう。
メラニンは紫外線を浴びることによって作られますが、LEDライトは紫外線が出ません。
水槽や底砂利に濃い色を使う
メダカや金魚などの魚類は、環境に近い色に変化する性質を持っているようです。
●背景の色の違いによって体色変化はみられるのか
背景に黒色と白色の二つの容器を用いた。
そして2つの容器にしろめだか、ヒメダカ、青メダカをそれぞれ1匹ずつ入れ10分間待ったのち、両方の容器のメダカを透明な容器に入れ色の違いを観察した。
<結果>
黒色の容器に入れたメダカは体色が濃くなり白色の容器に入れたメダカは体色が薄くなった。
メダカを入れる容器を入れ替えて実験を行ってみても同様の結果を得ることができた。
引用メダカの体色変化
色が固定するまでには長い年月がかかる
実は金魚の体の色が固定するまでには3年ほどかかると言われています。
最初は色揚げ用の餌でカロチノイドを多くとり赤色の強い個体になったとしても、3年もたつ頃には色が抜けて真っ白になっていることもあるようです。
色の変化は、遺伝による部分が強いので飼い主の努力ではどうにもならないこともあります。
まとめ
いかがでしたか?
この記事では、金魚の稚魚の色はいつからどう変化する?【調べてみた】きれいな色に育つための3つの方法をお伝えしました。
金魚の色が変わる工程
針仔(はりこ)→青仔(あおこ)→黒仔(くろこ)→虎はげ(とらはげ)→当歳魚(とうさいぎょ)
- 針仔・・・色なし
- 青仔・・・フナのような色
- 黒仔・・・フナよりちょっと濃い色
- 虎はげ・・・黒いブチのような模様
- 当歳魚・・・親と似た色
『遺伝』と『環境』と『栄養』で金魚の色は変わる!
ということで・・・
-
- 色揚げ用のエサを与える
- 光に当ててあげる
- 水槽や底砂利に濃い色を使う
色が固定するまでには長い年月がかかるし、遺伝によって好みの色に育ってくれないかもしれません。。。
でも!