- 金魚の水槽のなかに有精卵と目が合った!
- これはもうわたしが育てるしかない!
- とりあえず、他の入れ物に卵をよけた!
お掃除が大変だったのではないでしょうか・・・?無精卵とカビとの格闘、おつかれさまでした!
▼前回の記事
水槽に卵を発見!【金魚の産卵】育ててみたいけどどうしたらいい?まずは何からはじめようかと迷うあなたへ、最初にすべき4つのことをお伝えします
では、有精卵の見分け方や最初にすべきことをシェアしました。
初めて金魚の卵を孵化させるとなると・・・
- ちゃんと孵化してくれるのかな?
- どのくらいの期間で孵化するんだろう?
- まって!必要なものってなに?
わからないことがたくさん出てきますよね。
そこで今回は、金魚と卵を隔離した後にどんな環境を作ればうまく孵化できるのか体験談を交えながら分かりやすく見ていきます。
- 金魚の卵を孵化させるために用意した方がいいもの
- 金魚の卵を孵化させるための環境
- 金魚の卵が孵化するまでの期間
金魚の卵が孵化しやすい環境って?
まず知っておきたいのはどんな環境だと孵化しやすいのか?ということ。
その体験から感じたのは・・・
- 水温が20℃~26℃で安定している
- 明るさで昼夜がわかる
- 水流が穏やか
- 水質が変わらず安定している
こんな環境。
とくに、変化しない・安定しているということが、卵にも稚魚にも大切だったな~と感じます。
金魚の卵を孵化させるために用意するもの
どんなものを用意したらいいのか迷うと思うので、まずはリストを作りました。
後で順番に道具についてお伝えしていきますね。
▼用意するもののリスト
- スポイト
- 水槽
- エアレーション
- ヒーター
- 照明器具
- 温度計
この6つがあれば、孵化させる環境を作ることができます。
スポイト
卵が孵化するまでに中の稚魚が死んでしまい、卵にカビが生えてしまう事があります。
死卵を取り除くのにスポイトは便利です。
無精卵も孵化せずカビが生えて白く濁るので、取り除くようにしましょう。
水槽
卵を隔離する際に用意することになります。卵を隔離した際に用意した水槽で大丈夫です。
エアレーション
卵の中には稚魚がいるので、もちろんエアレーションで酸素を送ってあげることが必要です。
エアレーションすることで起こる水の流れが強すぎるとよくないです。
なぜなら・・・
孵化したばかりの稚魚は泳ぐ力がまだ弱く流されて体力を消耗してしまうから!
循環式ではなく、エアレーションのみの装置がおすすめ。
エアーポンプ+ストーンで分岐で親の水槽の近くに置けば、コンセントの節約になります。
チューブに制御用コックを付けると泡が弱まるので必要に応じて調節できますよ!
ヒーター
温度を適温の20℃~26℃に調節してあげるために使います。
温度が高すぎたり低すぎたりすると、卵の中の稚魚に負担を与え成長が止まり孵化しなくなることがあります。
サーモスタット機能付きの物であれば自動で温度を調節してくれるので安心ですが、我が家は冬だったので26度固定の小さなヒーターを購入しました!
照明器具
意外と忘れがちなのですが卵の中の稚魚も明るさにより昼と夜を感じ取っています。
照明を夜は消して、昼間明るくしてやるなどの工夫が必要です。
光を感じ取れるからと窓際に置くと、温度の変化が激しい場合も!
良い部屋がない場合は水槽の照明器具で大丈夫です。
ずっと暗くしていると、昼と夜を感じ取れず孵化しなくなることがあるので注意しましょう。
水槽のサイズにあったものを購入するか、スタンドで代用でもOK!
温度計
金魚の卵が孵化するには適温は20℃~26℃くらいです。温度を測るのに使います。
ヒーターの器具などが故障すると急激に温度が変化することがあるので温度計もよく確認してください。
実際に金魚の卵を孵化させるための環境を作る
では、どうすれば稚魚を孵化させることができるか見ていきましょう!
- 水温が20℃~26℃で安定している
- 明るさで昼夜がわかる
- 水流が穏やか
- 水質が変わらず安定している
上でご紹介した道具を使い、以下の順番で水槽をセットしていきましょう!
- 飼育水の準備
- 用具のセット
- 卵を入れる
1.飼育水の準備
飼育水は、親と同じ水槽から取った水でOK。※よほど汚れている場合は除く。
親水槽の飼育水は水をきれいにしてくれるバクテリアがすでにいるので、あまり水換えができない卵~稚魚の飼育に向いているのです。
2.用具のセット
▼用意するもののリスト
- スポイト
- 水槽
- エアレーション
- ヒーター
- 照明器具
- 温度計
用意した水槽に飼育水を入れ、温度を適温の20℃~26℃にしてあげましょう。
最後にエアレーションを設置します。
3.卵を入れる
付いていた水草などと一緒に、そのまま入れてOKです。
スポイトで取っておいた卵は、ガーゼなどに固定してあげるといいですね!
有精卵が孵化するまでの期間は水温で変化する
我が家はというと・・・
26℃に保った水温で、4日後から孵化が始まりました!
いつも参考にさせていただいている金魚部さんというサイトによると、『産卵から孵化まで、延べ100℃という基準』があるそうです。
卵から稚魚が孵化するのに経過日数の気温がのべ100℃になると孵化するという基準があります。
理想的には5日間で孵化するのが良いらしく
..1日目(20℃)
..2日目(20℃)
..3日目(20℃)
..4日目(20℃)
..5日目(20℃)で、のべ100℃となり孵化する。
というものです。
これを大きく下まわり、数日で早熟のまま産まれたり
逆に大きく上まわり、10日以上経って産まれると
奇形などが多くなったりするという風に考えられています。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、金魚と卵を隔離した後にどんな環境を作ればうまく孵化できるのか体験談を交えながら分かりやすく見てきました。
- 水温が20℃~26℃で安定している
- 明るさで昼夜がわかる
- 水流が穏やか
- 水質が変わらず安定している
この環境を作るために用意するものは
▼用意するもののリスト
- スポイト
- 水槽
- エアレーション
- ヒーター
- 照明器具
- 温度計
実際に金魚の卵を孵化させてみて・・・
特に、変化しない・安定しているということが、卵にも稚魚にも大切だったと感じました!