- 金魚のヒレがボロボロになっている・・・
- なんだか鱗も欠けてる気が・・・
- みんなにつつかれてるぅぅぅ!!
昨日まできれいな体で元気よく泳いでいたのに・・・みんなからいじめられている様子を見ると、可哀そうでたまらないですよね・・・!
ボロボロになったヒレは元に戻るのか?どうやったら傷は治るのか?
一番気になるのはココではないでしょうか?
というわけで
この記事では、金魚のヒレがボロボロになった場合の対策と治療方法、金魚がいじめられてしまう原因を分かりやすく見ていきます。
他の金魚にいじめられてボロボロになったヒレは元に戻るのか?
金魚のヒレには再生能力があるので、早期発見し隔離し治療すれば元に戻ります。
再生能力のない目などは、元に戻ることはありません。
ヒレ再生メカニズムの細胞学的・分子学的解析
メダカは高い再生能力をもち、特にヒレは切断後わずか10日でほぼ元通りのヒレを再生できる。
発見が遅れて損傷がひどいと、ヒレの傷口はふさがっても元に戻らないこともあります。
親骨
ヒレが元に戻らなかった場合は、隔離し飼育してあげましょう。
ヒレが欠けていると泳ぎが下手になるため、他の素早い金魚に先を越されてうまく餌が取れないなど問題が起きる可能性が高いためです。
いじめでボロボロになったヒレとおぐされ病のヒレとの違いは?
よくあるのが、いじめでボロボロになったのか?尾ぐされ病でボロボロになったのか?わからないこと。
尾ぐされ病はヒレが溶けたようになる細菌性の病気で、ボロボロの尾の先が白っぽく濁るのが特徴です。
対していじめでボロボロになった場合は角がちぎれたもしくは一部分が欠けたようになっています。
いじめでボロボロになったヒレは、隔離すると他の金魚に攻撃されなくなるのためそれ以上傷が広がることはないです。
なぜ金魚がいじめられるの?3つの原因と対策
いじめられる原因は3つあります。
- 金魚の大きさが違う
- 金魚の種類や性格が違う
- 金魚に縄張り意識がある
ということです。
いじめられる原因1.金魚の大きさが違う
同じ種類でも大きい個体と小さい個体を一緒にして飼うと、大きい方が小さい方をいじめる傾向にあります。
いじめられる原因2.金魚の種類や性格が違う
フナ型である和金やコメットなどは、性格が活発で泳ぎがうまい傾向にあります。
それに対し丸型の琉金やデメキンなどは、性格が穏やかで、体が丸く泳ぎが苦手です。
泳ぎが速いうえに性格もきつめなフナ型の金魚は、のんびりした性格の丸型の金魚に攻撃することも多いです。
水槽にいる金魚の種類や性格が違うといじめも起こりやすくなるので、一緒に飼育する金魚の種類をフナ型か丸型に合わせるのも一つの手です。
いじめられる原因3.金魚に縄張り意識がある
金魚にも縄張り意識があるので、新しく水槽に入った個体を敵とみなし攻撃している可能性があります。
例えば、ペットショップで購入した新しい金魚をいれると元から水槽にいた金魚が攻撃するという場合ですね。
喧嘩が激しい場合、仕切りをして分けるなどの対策が必要になってきます。
いじめられた金魚は迷わず隔離してあげよう
ボロボロになったヒレの傷口から細菌が侵入し命を落とすケースもあるので、治療も必要になってきます。
ヒレにケガをした金魚は他の個体がいる水槽で治療は難しいので、予備の水槽もしくはバケツなどに酸素供給のためのエアレーションをいれて移してあげましょう。
隔離してヒレを治療する方法
▼用意する物
- 治療用水槽かバケツ
- カルキを抜いた水
- 季節によってはヒーターなどの温度調節器具
- 食塩
- 薬
- エアレーション
- 温度計
- カルキ抜きした0.5%食塩水(1リットルに対して5gの塩)を作る
- 水槽に1で用意した食塩水を入れる
- 水槽にエアレーション(季節によりヒーター)を設置
- 水合わせ(※)をしてけがをした金魚をその水槽に入れる
- とりあえず絶食し3日~1週間ほど様子をみる
※水合わせは、新しい環境に慣れさせてあげるときに必要な工程。
食塩水の塩には金魚の体の調子を整え回復力を高める効果があります。
関連記事:金魚が元気に!塩浴の作り方・期間・水換え・エサはどうする?すべての疑問を解決します
3日~1週間ほど様子を見た後、餌も食べられるようなら少量与え、1日に一度水をこまめに換えてあげましょう。
治療時のコツは?
ケガした金魚を観察しやすいよう、バケツや水槽に水は少なめに入れましょう。
治療中はこまめに塩水を換え、エアレーションなどの器具も細菌が発生するのを防ぐため水替えするタイミングで洗います。
傷がひどく塩水だけでは不安という場合は、塩水に加え薬をつかいます。
薬と塩を入れた水も傷みやすくなるので1日~2日に1回こまめに換えてあげます。
治ったあとも隔離が必要?
傷が治った後は、元の水槽に戻してみていじめられないか?しっかり確認してあげましょう!
いじめれるようだったら、今後もずっと隔離することをおすすめします。
隔離する時にあったら便利なものは?
他の金魚からの攻撃を防ぐため、上記のように治療後も隔離が必要になるケースもあります。
2つ水槽で飼育していくのもアリですが、2つも水槽を用意できない場合・面倒だなぁ・・・というときにおすすめのグッズを紹介します。
- 水作のフロートボックス
- スドーの夏子と冬子の部屋
水作のフロートボックスは、1つの水槽の中で他の金魚の侵入を防ぐことのできるボックスです。
透明なので中も見やすいし、これなら1つの水槽でいじめられた金魚を隔離しつつ飼育できます。
スドーの夏子と冬子の部屋は、水槽自体を2つに区切る板ですね。
まとめ
どうでしたか?
この記事では、金魚のヒレがボロボロになった場合の対策と治療方法、金魚がいじめられてしまう原因を分かりやすく見ていきました。
他の金魚に襲われて、ヒレがボロボロになった金魚を見つけると悲しくなりますよね・・・
でも!
その時は落ち着いて隔離し治療してあげましょう。
下記のものを用意して隔離!
▼用意する物
- 治療用水槽かバケツ
- カルキを抜いた水
- 季節によってはヒーターなどの温度調節器具
- 食塩
- 薬
- エアレーション
- 温度計
- カルキ抜きした0.5%食塩水(1リットルに対して5gの塩)を作る
- 水槽に1で用意した食塩水を入れる
- 水槽にエアレーション(季節によりヒーター)を設置
- 水合わせ(※)をしてけがをした金魚をその水槽に入れる
- とりあえず絶食し3日~1週間ほど様子をみる
薬浴は薬がきついので1週間~10日まで。それ以降は塩水を使い金魚の自然治癒能力で治します。
傷が治っても、喧嘩を防止するために、永久に隔離が必要になる場合もあります。
そのときは、隔離ボックスや仕切りをうまく使って可愛がってあげましょう!
スドーの夏子と冬子の部屋は、水槽自体を2つに区切る板ですね。