他の生き物を金魚の水槽にいれたらすぐに死んじゃった!
このような経験はありませんか?
他の生き物を金魚の水槽に新しく迎える場合、これからお伝えする2つの対策を行うことで、健康で長生きさせることができます。
他の生き物を金魚の水槽にいれる際は
- トリートメント
- 水合わせ
この2つの工程をしっかりと行いましょう!
この記事では、金魚と混泳させたい生き物を導入する際に行うべき『トリートメント』と『水合わせ』について詳しく書いてみますね!
『トリートメント』と『水合わせ』とは?なぜ大事なの?
一言でこの2つを説明すると
▼トリートメント
・・・寄生虫や病気などを金魚の水槽に持ち込まないため
▼水合わせ
・・・新しい環境にショックを受けずなじんでもらうため
それぞれ、このために行う対策です。
水合わせの注意点
- トリートメント水槽に入れる前に水合わせ
- 混泳させる水槽に入れる前に水合わせ
水合わせは、水槽を変えるたびに必要な工程なので注意!
トリートメントの役割
寄生虫や病気などを金魚の水槽に持ち込まないためのトリートメントですが
- 運ばれてきたストレスの軽減
- 病気の有無の確認
上記2つの役割を果たします。
ペットショップから小さなビニール袋に入れられて運ばれた生き物には、少なからずストレスがかかっています。
金魚の水槽に入れる前に、静かで落ち着いた環境を作ってあげることで疲れた状態から回復させてあげることができるのです。
新しく買ってきた貝やエビなどをそのまま混泳させたとします。
トリートメントをせずに新しく飼う生き物をいきなり金魚の水槽にいれると、体力が回復していない上、新しい水質にショックを受け短期間で死んでしまう・・・なんて悲しいことになってしまいます。
例えばどじょうは、金魚と同じように1リットルのカルキを抜いた水に5グラムの食塩をいれ0.5%の食塩水につけておくという方法でトリートメントが可能です。
ただし!
トリートメント水槽で行う塩浴・薬浴は、生き物によってはしないほうがいい場合あり!
しっかりとペットショップなどで確認してみましょう!!
トリートメント期間はどのくらいがいいの?
トリートメントを行う期間は、他の生き物をいれるときも金魚と同じ2~3週間程度でよいです。
トリートメントは短くとも2週間ほど行った方が良いでしょう。
念入りに行うなら1カ月ほど。病気の発症などがなければ、水合わせをして金魚の水槽に入れてあげます。
水合わせの役割
新しい環境にショックを受けずなじんでもらうために行う『水合わせ』は元の環境と混泳させる水槽の環境(水温や水質)の差をなくすために、とっても大事なステップです。
水合わせの初心者向けの簡単な方法は「新しく金魚を迎える時に知っておきたい『水合わせのやり方』簡単な方法をご紹介します」
という記事に詳しく書いてありますよ~
トリートメントが終わった後の水合わせのやり方
トリートメントが終わったら、徐々に金魚の水槽の水質に慣らしてあげましょう。
具体的なやり方は・・・
- トリートメント水槽の水を3分の1ほど捨てる
- 金魚の水槽の飼育水を捨てただけ入れる
- 1日経過したら1と2の工程をもう一度行う
以上のようにすることで、新しく飼う生物を少しずつ金魚の水槽の水質に慣らしていけます。
温度については、季節によりヒーターなどで1時間に1℃ずつなど少しずつ上げていきましょう。
トリートメント水槽と金魚の水槽との温度差は、3℃以内が理想的です。
トリートメント中の薬浴は他の生き物でも行った方が良いの?問題
薬浴については、市販されている金魚用の薬を使ってしまうとダメな生き物もいるため、予防的な薬浴はしない方が良い場合も多いです。
トリートメントを念入りに行っている中で特に病気が発見できない場合には、薬がきついので行わない方がいいですね。
市販されている金魚用の薬を使ってしまうとダメな生き物は、ペットショップで聞いてみましょう!
一般にはエビは水質変化に弱いため、薬浴は避けましょう。
まとめ
どうでしたか?
この記事では、金魚と混泳させたい生き物を導入する際に行うべき『トリートメント』と『水合わせ』について詳しく書いてみました。
新しく金魚以外の生き物を
迎える3ステップ
- トリートメント水槽を作る
- トリートメント水槽に入れる前に水合わせ
- 混泳させる水槽に入れる前に水合わせ
▼トリートメント
・・・寄生虫や病気などを金魚の水槽に持ち込まないための作業
▼水合わせ
・・・新しい環境にショックを受けずなじんでもらうための作業
▼トリートメント水槽(塩浴)の作り方
金魚が元気に!塩浴の作り方・期間・水換え・エサはどうする?すべての疑問を解決します
▼簡単な水合わせの方法
新しく金魚を迎える時に知っておきたい『水合わせのやり方』簡単な方法をご紹介します
塩浴や薬浴は、生き物によってはしないほうがいい場合あり!
しっかりとペットショップなどで確認してみましょう!!
トリートメントを念入りに行い水合わせを丁寧に行うことで、他の生き物から金魚へ病気がうつる危険を減らすことができます。
同時に他の新しい生き物が健康で長生きするためにもとっても重要です。
あなたが新しい生き物を混泳させるときに参考になればうれしいです!